寺院

麒麟が来る・明智光秀と所縁のあるお寺 天台宗総本山・滋賀「比叡山 延暦寺」

年明け早々のこの1週間は、いきなり提案商談が重なり、連日午前様の状態。

年末にもっと仕事を頑張っておけば、ここまで追いこまれることもなかったかなぁとの思いもあるものの、常に全力疾走出来るわけでもなく・・・。

関西の実家にパソコンを持ち帰り、ポチポチキーボードを叩くことに少なからず抵抗感があったのも事実。働き方改革とは、結局のところ人の数を増やさないと実現は厳しい訳で、しわ寄せは全て、弱い現場の兵隊担当者にくるわけですな。

それでも、家族の生活や先方との信頼関係があるので、前向きに頑張っていきますわ。

年末年始は、初詣のタイミングで、関西の寺院を家族で巡りました。歴史の時間に習った記憶を頼りに、実際参拝してみてどうだったのか。

そこで今回は、3エリアからなるお堂の数々が圧巻だった滋賀県「比叡山 延暦寺」をご紹介します。

あの山寺や瑞巌寺も天台宗・円仁の尽力

比叡山延暦寺は、薬師如来を本尊とする天台宗の開祖・最澄が開いたお寺。

その天台宗からは、数々の宗派が後に誕生することになります。

浄土宗(法然)、浄土真宗(親鸞)、日蓮宗(日蓮)、曹洞宗(道元)、臨済宗(栄西)は、歴史のテスト対策で勉強した記憶がありますわ。

また、現在仙台に赴任し、登ってみてその壮大さに圧倒された山形県・立石寺(通称:山寺)や松島の瑞巌寺の建立に尽力した円仁は、第三代天台座主。

滋賀県から東北まで、当時の移動手段は徒歩でしかない時代に、日本全国へ仏教を広めてんだなぁと、改めてその労苦に思いを致すところですな。

延暦寺は、てっきり京都にあるもんだと思っていましたが、よくよく調べてみると、滋賀県大津市坂本が所在地。記憶とは曖昧なもんです・・。

比叡山延暦寺への移動手段はクルマが最適

比叡山延暦寺は、京都市内から約30分の所にある比叡山にあります。

参拝する為の移動手段は、山麓の駅からロープウェイに乗るか、車で直接駐車場まで行く2つの方法があり、今回は車を選択。理由は、家族4人の移動費用が車の方が安価で、融通が利くという事。

またクルマの場合は、有料道路「比叡山ドライブウェイ」を走行する為、駐車場代は無料扱いになります。

今回参拝してみて思ったのは、境内が3エリアに分かれており、そのエリアごとの距離が随分遠いという事。歩いて行ける距離だろうと高をくくっていましたが、とても無理なことが判明。山全体を境内としている事は、何分スケールが大きいという事ですな。

ちなみに、ロープウェイで参拝した場合は、エリア移動にはシャトルバスがあるので、ご安心を。

東塔エリア

まず最初に参拝したのは、東塔と呼ばれるエリア。比叡山ドライブウェイで京都方面から行った場合、最初に出てくるエリアで、延暦寺発祥の地であり、本堂にあたる根本中堂を中心とする区域です。

入館料を支払い、緩やかな坂を登っていくと、最初に出てくるのが大講堂。

講堂内では、最澄を筆頭に人物毎の説明がなされている肖像画を発見。天台宗の歴史を順を追って学べました。

また写経コーナーもあります。新年を迎えて気持ちを新たに筆をとる人も多くいましたので、普段から文字を書くことに距離を置いているいまだからこそ、トライしてみるのもいいかもしれません。

続いて向かった本堂の根本中堂は、現在工事中。外観が全ておおわれており、残念ながら建物の全景を拝むことは出来ませんでした。

ただ、圧巻だったのが根本中堂の向かいにある文殊楼へ上る石の階段。

急な上に高さもあるので、高所恐怖症の人間からすると、まさに発狂モノ。しかし、頑張った後のご褒美はあるもので、石段の上から眺める風景は本当に素晴らしいの一言ですわ。

横川エリア・西塔エリア

東塔から北へ1キロメートルほどのところの西塔エリアは、第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれ、本堂にあたる釈迦堂を中心とする区域。東塔エリアと比較すると、少々こぢんまりしています。

西塔エリアの圧巻は、本堂に至る道の脇にある木々の太さ。

東北でも、様々な神社や寺院を参拝していますが、なにわともあれ、歴史を感じずにはおれません。

比叡山ドライブウェイから車で上ると、一番奥にあたる横川エリアは、西塔から北へ4キロメートルほどのところにあり、第3世天台座主慈覚大師円仁によって開かれた横川中堂を中心とする区域。

こちらも、東塔エリアと比べるとこぢんまりとしています。

エリアの一番奥にある四季講堂(元三大師堂)は、慈恵大師(良源)(元三大師)の住居跡と伝えられています。現代のおみくじの形は、元三慈恵大師良源が考え出したと言われており、この元三大師堂はおみくじ発祥の地といううことですな。

この元三大師堂へつづく緩やかな登坂は、今思い返しても、何とも趣があります。

左右の木々が太く大きく高く、太陽の光を上手く遮っていて、少し厳かな雰囲気を醸し出していました。う~ん、マイナスイオンが一杯という事ですな。

ガッツリ参拝は丸半日 昼食は峰道レストランがおススメ

ここまで比叡山延暦寺が広いとは、想像もしていませんでした。参拝も、ガッツリ丸半日かかります。1時間~2時間程度で終わらせるのはモッタイナイというもの。それだけ、境内の雰囲気、流れる空気は別物の勘があります。

食事は、自然と境内内のレストランになります。

西塔エリアと横川エリアの中間にある同レストランのメニューは一般的なものが多い中で、今回はかつ丼をチョイス。

熱々のカツを頬張りながら、最高の眺望を楽しめるのは、やはり比叡山全体を境内とする延暦寺ならでは。

歴史の授業で習うだけでなく、実際に行ってみてわかる事は、やはりたくさんあります。

今年の大河ドラマ「麒麟が来る」は、明智光秀が主人公。比叡山の焼き討ちに始まり、日吉大社、そして近江坂本の地は、明智光秀にとって、かなりゆかりの深い土地です。

そんな比叡山延暦寺。

機会があれば、ぜひ一度参拝してみてください。

比叡山 延暦寺
■住所:滋賀県大津市坂本本町4220
■電話番号:077-578-0001(代)