寺院

山頂からの風景は圧巻 山寺こと「寳珠山 立石寺」

「蔵王大露天風呂」で身も心も癒された後、向かったのが、歴史の授業で習った「松尾芭蕉」が詠んだ有名な俳句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で有名な「山寺」。

仙台に赴任して、一度は行ってみたいなぁ、と思いつつも、中々行く機会がありませんでしたが、仙台の帰路の途中にある事もあり、立ち寄る事にしました。

そこで今回は、山寺こと「寳珠山 立石寺」をご紹介します。

宝殊山 立石寺の成り立ち

「寳珠山 立石寺」は、仙台市内から約1時間30分、国道13号線を経由して山形県道19号線を東に走ったところにあります。

関西出身の為、山寺と聞いた時は、単純に山の上にポツンとある寺なのかなぁと勝手な想像をしていましたが、後に大きく覆されました。

さて、ホームページでは、成り立ちに関して、このように記載されていました。

山寺は、正しくは宝珠山立石寺といい、貞観2年(860)清和天皇の勅願のよって慈覚大師が開いた、天台宗のお山。正面の大きな建物は、国指定重要文化財の根本中堂である。延文元年(1356)初代山形城主・斯波兼頼が再建した、入母屋造・5間4面の建物で、ブナ材の建築物では日本最古といわれ、天台宗仏教道場の形式がよく保存されている。堂内には、慈覚大師作と伝える木造薬師如来坐像が安置され、伝教大師が比叡山に灯した灯を立石寺に分けたものを、織田信長の焼打で延暦寺を再建したときには逆に立石寺から分けたという、不滅の法灯を拝することができる。

調べてみると、清和天皇は、鎌倉幕府を開いた、おなじみ源頼朝の属する、源氏の祖に当たる天皇。

慈覚大師とは、入唐八家(最澄・空海・常暁・円行・円仁・恵運・円珍・宗叡)の一人で、後に第3代天台座主に上り詰めた円仁という人物。

因みに、松島の瑞巌寺や浅草の浅草寺など、慈覚大師・円仁が開山したり再興したりしたと伝わる寺は、関東や東北に数多くあるという事なので、かなり精力的にお寺建立に動いた中で、時の天皇から勅願されれば、断れませんわな。

また、木造の薬師如来像を制作するあたり、芸術の腕前も相当あったと思われます。

いざ参拝へ

立石寺の入り口からほど近い駐車場に車を停めて、いよいよ参拝スタート。

石段を登って、根本中堂にたどり着きます。神社ではないので、普通に手を合わせて、心安らかに参拝します。

普通ならここで終わりなのですが、左方向を見ると、お寺なのに鳥居があります。その鳥居をくぐると「山寺日枝神社」に繋がっているんですな。お寺と神社?なぜでしょうか・・。

山形日枝神社の成り立ち

奇岩佳勝、史跡名所地として知られる山寺の守り神である日枝神社は貞観2年(860年)、後に天台宗の第三座主となる慈覚大師円仁(じかくたいしえんにん)が宝珠山を開基する際に、比叡山延暦寺に倣って山寺一山の守護神として近江国坂本の日吉大社(ひえたいしゃ)より御分霊を勧請し祀ったのが始まりです。

神社は当初より山王権現、またの名を大宮大権現と称され二ノ宮、三ノ宮、客人権現、更には山王二十一社の規模が整えられ、天台宗派の手により、山王神道の神仏習合における東北地方の一大根拠地となりました。

しかし、大永元年(1521年)には、山形城主である最上家の家督親族争いの巻き添えに伴い、天童城主「天童頼長」等の一軍により山寺一山はことごとく焼き討ちされ、当社も廃儘と帰したが、天文二年(1534年)には、一山の守護神として、当社を先ず再建せらるに至りました。

明治3年、政府の神仏分離令(神仏判然令)により、立石寺とは切り離し山寺村の守護神として日枝神社と社名を改め村社の社格を有することとなり、ここに1000年に及ぶ立石寺の当社への別当は終止符を打つ事となりました。

お寺と神社が混在するという状況がいまいちよく分かりませんでしたが、昔から神仏習合の流れがあり、そういう歴史の上で混在しているという事は、一つ勉強になります。

山寺の拝観スタート

日枝神社で終わりかなぁと思いきや、鳥居をくぐりその先に進むと、山門が現れ、山頂までのルートを辿る事で、様々な山内の支院を参拝出来るという事が分かり、早速拝観をスタートさせました。

1人300円の拝観料を支払い、奥へ進むと、頭上を覆う木々のパワーを徐々に感じ始めます。

しかも登るにつれて、木の幹の太さもかなり大きくなり始め、仁王門近くの木々の太さは、「玉置神社」ほどではないにせよ、かなりのパワーを感じます。

因みに、山頂付近のお堂「五大堂」からの眼下に広がる風景には、久々に感動しました。

参拝を終えて

その後、奥院まで参拝します。心穏やかに、ただただ感謝の気持ちで参拝です。

登ってくるだけでも大変なのに、建設するとなると、資材を運ぶだけでも苦労が偲ばれます。

因みに帰路につきますが、登りの階段以上に下り階段も、急勾配に感じるようになっていたので、1段ずつしっかりと降りていきました。

いつもは神社へのお参りですが、歴史あるお寺を参拝するのも、自分の心を整理する上でも非常に大切だなぁと思いますな。

近くに立ち寄られた時は、是非参拝なさってみてください。

宝殊山 立石寺
山形県山形市山寺4495-15
■電話:023-695-2816