宮城県

人とのつながりを感じる事の出来る公衆浴場  宮城・蔵王「青根温泉 じゃっぽの湯」

直近の日帰り温泉は、山形県、宮城県共に公衆浴場にハマっています。その理由は、源泉かけ流しの温泉で、かつ内風呂のみというシンプルさに加えて、人情味を感じることが出来るから。

大型の温泉施設は、サウナや露天風呂、水風呂など、設備が充実しており、満足度は勿論高いものの、周囲の人が話をするということは、まぁありません。

しかし、公衆浴場の場合、スペースが小さく、地元の人の御用達という側面が強いので、絶えず入浴者同士の会話が聞こえてきます。たまに、声をかけられたりすることも。家での会話が無い単身赴任者にとっては、入浴+心がほっこりする癒しの空間になる事に気が付きました。

そこで今回は、宮城・蔵王の麓にある、青根温泉区民の会運営「青根温泉 じゃっぽの湯」をご紹介します。

施設の特徴

「青根温泉 じゃっぽの湯」は、仙台市内から国道286号線、457号線を経由して約1時間のところにあります。

途中、別荘が立ち並ぶ避暑地や勾配の強い山道を抜けて到着すると、市内の暑さが少しやわらぎ、涼しさを感じます。因みに、道路に表示されている気温は27度。

青葉山ショートコースを出る時の気温が32度(車の外気温計)だったので、時間の経過はあるものの、体に少しのひんやりを感じるのは、何とも言えない心地よさですな。

到着は19時前でしたが、駐車場はほぼ満杯。地元の人がひっきりなしに出入りしており、地元民御用達施設であることがひしひしと感じられます。

施設に入ると、木造故の木のぬくもりが、足の裏から伝わります。やっぱり、木造はええもんですなぁ。

自動券売機で入浴料を支払いますが、入浴料は大人310円。宮城県の中ではかなりのコストパフォーマンスの高いお値段。リピーターが多いのもうなずけます。

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お湯の特徴

脱衣場に掲示されている「入浴心得」によると、泉質は、単純温泉で、低張性中性高温泉。加水、加温、循環、消毒処理は一切ない、正真正銘の源泉かけ流し温泉です。

貴重品は、100円が戻ってくる鍵かけロッカーがあり、着替えなどとと一緒に預け入れます。

脱衣場も、木の香りが漂い、足の裏からも、同様に木のぬくもりを感じることが出来つ、何とも言えない、心地よく、気持ちのいい空間です。

着替えもそこそこに、浴室へ向かい、かけ湯をして、ザンブと肩まで全身浴です。毎度毎度、この瞬間がたまりません~。

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入ってみて

施設は、内風呂1つと洗い場という構成。内風呂はL字型になっており、源泉が注がれている方は熱く、遠くなるほど、湯温が下がります。

一番最初は、注ぎ口付近でゆっくり全身浴を堪能していましたが、湯温が激熱タイプではないものの、少し熱くなってきたので、一番遠くの湯船につかり直すと、ここがまさに適温。何とも言えない、癒しの空間になります。

湯の花が舞う泉質ではないものの、無色透明で、特に味は無く、温泉臭もほとんど感じないので、硫黄臭などが苦手な方におススメです。PH値は7.4なので、ぬるぬる感はほとんどありませんが、さらっとしたお湯ですな。

ふと天井を見上げると、木造故か、大きな梁が横にドーンととおしてあります。吹き抜けで天井が高く、露天風呂ではありませんが、開放感は抜群。

ぼうっとしていると、様々な声がこだましているのに気が付きます。「いやぁ、今日の作業は大変じゃった」「明後日までに片付けなけりゃならん」「明日からまた頑張りゃにゃ」。

何気なく天井にこだましている、この会話の一つ一つが、その人の積み重ねを表現しています。

「明日からまた頑張ろう」。湯上りに体を拭きながらそう思い、「お先です」と声をかけると。「お疲れさん」との返事が。

単身赴任を経験し、この年齢になって初めてわかる「会話のありがたさ」。ほっこりできる共同浴場は、源泉かけ流しだけではない魅力がありますわ。

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じゃっぽの湯
■住所:宮城県柴田郡川崎町青根温泉9-1
■電話:0224-87-2188
■料金:入浴料 大人(中学生以上)310円、子供(小学生)150円、未就学児は無料、回数券 11枚綴り 3,100円
■営業:6:30~21:30(受付21:00まで)
■お休み:なし